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ブロック塀は安全ですか? 

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 平成30年6月18日大阪府北部を震源とする地震で倒壊したブロック塀について
疑問点をいくつか問合せをいただいております。
 その多くが高さについてのものでした。参考までにわかりやすい図を掲載します。


ブロック塀の主な規定

 
一般にいわれているブロック塀の正式な名称は「補強コンクリート造のブロック塀」といいます。ブロック塀をつくるときは、これから示す規準・規定を守って安全なブロック塀をつくってください。

ブロック塀は、建築基準法施行令第62条の8(へい)、平成12年建設省告示第1355号で最小限守らなければならないことが規定されています。
また(社)日本建築学会では「コンクリートブロック塀設計規準」、「ブロック塀施工マニュアル」、「壁構造配筋指針」、「建築工事標準仕様書・同解説 JASS7 メーソンリー工事」において構造や施工のいろいろな規定がつくられ、ブロック塀の安全を確保するための推奨する数値等が決められています。
学会規準の方が、より安全側の規準となっていますので、これから学会規準を簡潔に示します。


ブロック塀に使われる材料の規定

・ブロックは、JIS A 5406(建築用コンクリートブロック)で定められている製品か、これらと同等以上の品質のもので、12(B種)または16(C種)と呼ばれているものを使ってください。 当社はC種を製造しています。

・鉄筋は、JIS G 3112(鉄筋コンクリート用棒鋼)、JIS G 3117(鉄筋コンクリート用再生棒鋼)に定められているSD295A(異形鉄筋)、SDR295(異形鉄筋)以上のものを使ってください。

・コンクリートやモルタルは18N/mm2(180kg/cm2)以上の圧縮強度のものを使ってください。
※モルタルの調合:セメント1に対して砂2.5(容積比)を調合してください。


・ブロック塀の高さ
ブロック塀の最大高さ(H)は、地盤面(GL)より2.2mです。ただし、ブロック塀の形式、基礎形状、地盤の状況などによって高さの制限は異なります。下の表に示す数値以下の高さにしてください。

 ブロック塀の高さ
注)普通土:基礎の周囲を埋め戻すとき、基礎をつくる為に掘り起こした土
  改良土:同じく、埋め戻す土の代わりにコンクリートや砂、砂利まじりの土で十分に締め固めたもの

高さの測り方
高さの測り方


・ブロック塀の基礎
基礎形状には大きく分けて3種類あります。
基礎寸法と基礎形状による、高さの制限は下表を参照してください。

基礎の根入れ深さと塀の高さ

 

補強ブロック塀

型枠ブロック塀

塀の高さ

I形基礎

逆T・L形基礎

I形基礎

逆T・L形基礎

1000

350

350

450

450

1200

350

350

450

450

1400

400

350

500

450

1600

450

350

550

450

1800

500

350

600

450

2000

400

500

2200

450

550

                                        (単位:mm)

I形基礎

逆T形基礎

L形基礎


・基礎の配筋
1.ブロック壁体、控壁及び平門柱の布基礎は上下に各D10以上の主筋を配置
  した複筋梁とする。
2.布基礎には、D10以上のあばら筋を500mm以下の間隔で配置し、主筋に180°  
  フックでかぎ掛けする。
3.基礎スラブ部分のベース筋は、D10以上の鉄筋を500mm以下の間隔で配置し、
  その先端にD10以上の配力筋を配置する。
4.L形基礎のあばら筋及びベース筋は、D10以上の鉄筋をL形に曲げて配置する
  ことができる。
5.控壁、控柱ならびに門柱の主筋は、基礎に定着させる。
6.控壁、控柱ならびに門柱の基礎と接合するブロック壁体の布基礎の主筋は、
  通し配筋とするか、それらの基礎に定着させる。



・ブロックの厚さ
・高さ2m以下のブロック塀→厚さ120mm以上のブロック

・高さ2mを超えるブロック塀→厚さ150mm以上のブロック  をそれぞれ推奨します。

      ※参考:建築基準法では、高さ2m以下→100mm以上
                       高さ2m超える→150mm以上


・ブロック塀の配筋
1.ブロック壁体に挿入する縦筋及び横筋は、D10以上D16以下の異形鉄筋とする。
縦筋は、基礎に鉄筋径の40倍以上の長さを埋込み、1本もので塀の高さ分立ち上げます。間隔は下表に示す数値以下とし、横筋間隔は800mm以下とする。

縦筋間隔
ブロック塀の縦筋間隔
( )内数値はD13使用の場合の間隔

2.ブロック壁体の横筋は横筋用ブロック内に配置し、壁頂には横筋を挿入する。

3.ブロック壁体の横筋は、堀端部において控壁、控柱及び門柱に定着させる。

4.ブロック壁体の縦筋は、ブロックの空洞内で重ね継ぎしてはならない。

5.ブロック壁体の縦筋は基礎に定着するほか壁頂横筋に180°フックでかぎ掛けし余長4d(鉄筋径の4倍)以上、または90°フックとする場合は、余長10d(鉄筋径の10倍)以上とする。



・控壁(ひかえかべ)
控壁は、塀が風や地震で倒れないようにするもので、面であるブロック塀に対し強度を補うために必要です。塀高さが1.2mを超えるときは、長さ3.4m以内ごとに基礎と塀と一緒に作ってください。
 ※改良土、もしくは逆T形、L形基礎の場合は1.6mを超えるものに必要となります。

配置例


ブロック塀の長さ3.4m以内ごとに、基礎及びブロック塀に接合する控壁を設け、かつブロック塀の端部より800mm以内に控壁を設け補強してください。

控壁の配筋


・控壁の横筋は、D10以上で間隔は800mm以下とし縦筋にかぎ掛けしなければなりません。
・控壁の縦筋は、D10以上となります。ただし、外側部の鉄筋は下表に示す鉄筋径以上を使用してください。

塀の種類

ブロック塀の高さ(m)

鉄筋

補強ブロック塀

1.8以下 

D10

1.8を超え2.2以下

D13

型枠ブロック造

1.8以下

D13

1.8を超え2.2以下

D16